ケアンズの沖合27kmに位置する「グリーン島」はケアンズの人気No1観光スポット! 世界遺産に登録された世界最大級のサンゴ礁 グレートバリアリーフ の海に浮かぶ「グリーン島」は、ケアンズから最も近くにあるサンゴ礁と熱帯魚の楽園です。
フェリーでたったの45分で到着するグリーン島は、白浜のビーチに囲まれた一周15 分ほどの小さなアイランド。島内にはホテルやプール、レストラン、ロッカーを備え、子連れファミリーでも楽しめるさまざまなマリンアクティビティが用意されているのが魅力です。
海水浴やグラス・ボトム・ボート、シュノーケル、ワニ園など子どもが楽しめるスポットがいっぱいの「グリーン島」に足を伸ばせばステキな家族時間となることでしょう。
そんな「グリーン島」へ3人の子どもたちと行ってきたので情報をまとめました。
子連れで5泊7日のケアンズ旅行♪ 日本から直行便で7時間半ほどで到着する「ケアンズ」は、日本からもっとも近いオーストラリアの海沿いの街です。比較的短いフライト時間と温暖な気候、そして美しい大自然が魅力の子連れファミリーに人気の旅行先[…]
子連れにグリーン島がおすすめな5つの理由
ケアンズからフェリーでたったの45分
ケアンズは海沿いに位置するものの、子どもたちが泳げるビーチはなく、人工のラグーンプールのみ。それでもリゾート感は充分に味わえるので満足ですが、せっかくなら世界遺産に登録されたグレート・バリアリーフの海を見てみたい!
グリーン島は、ケアンズからフェリーでたったの45分で到着するので、船酔いさえ気をつければ小さな子どもと一緒でもゆとりのある日帰りトリップを楽しめるのが魅力です。
満員電車の45分は長く感じますが、デッキから青い海を眺めて過ごす45分はあっと言う間! 我が家の3兄弟もニコニコの笑顔で船の旅を楽しんでいましたよ。
フェリーチケットに無料サービス特典あり
グリーン島までのフェリーは2社が往復便をだしていますが、我が家はグレートアドベンチャーズ社の往復チケットを購入。こちらにはシュノーケリング3点セットまたは、グラス・ボトム・ボートの無料サービスが付いています。当日にどちらかを選べばよいので、子どもの年齢や気分に合わせて決めれるのが嬉しいですね。
個人的にはシュノーケルやダイビングツアーに参加しない場合は、グラス・ボトム・ボートを選択するのがおすすめ。せっかくグリーン島まで来ているので、子どもたちにはぜひ世界遺産に登録された海の中を見せてあげたいですよね。
ビーチでは持参のゴーグルや浮き輪で充分楽しめます。フィンがあると泳ぎが得意でない子どもは、逆に泳ぎにくいかもしれません。
島全体が整備され子連れでも安心
今回グリーン島へ訪れた最大の目的は、美しいサンゴ礁と熱帯魚を見ること。ほかにもフィッツロイ島など日帰りで行ける島があり、そちらの方が海が綺麗との口コミもちらほらありました。しかしフィッツロイ島内はあまり整備されてなく、ビーチには監視員もいないようです。
子連れなので安全第一!今回はグリーン島を選びました。
実際に行ってみると、グリーン島にはリゾートホテルも備えているため、ロッカーや更衣室、レストラン、プールなど至れり尽くせり。歩道も整備され、ビーチには監視員がいるため安心して子どもを遊ばせれます。初めてのケアンズ旅行かつ、子連れファミリーは一番人気のグリーン島が快適に過ごせるでしょう。
ビーチが遠浅で波が穏やか
我が家はグリーン島のメインビーチで泳ぎましたが、ここはどこまで行っても遠浅でずっと足がつくイメージ。監視員もいるので初めての海デビューや、まだ泳げない子どもとの海水浴にはとってもおすすめです。
ただこの辺に泳いでいるお魚は色鮮やかな熱帯魚ではなく、白っぽいお魚。たくさんのサンゴ礁や熱帯魚を見るにはグラス・ボトム・ボートやシュノーケルツアーに参加するのがおすすめです。
豊富なアクティビティを日本語で予約可能
グリーン島では子どもから大人まで楽しめるさまざまなアクティビティが用意されているのが魅力。泳がなくともサンゴ礁を見れたり、グリーン島から1時間ほどフェリーで沖に移動してダイビングを楽しんだり、ワニ園でワニの餌付けショーを見たりと好みに合わせて過ごすことができます。
またグレートアドベンチャーズ社にはたくさんの日本人が働いているため、グリーン島到着後も日本語でアクティビティの説明を受けることができました。とくにシュノーケリングなどの海でのアクティビティは日本語で注意事項を聞けるとより安心できますね。
グリーン島の残念ポイント
メインビーチで熱帯魚が見れない
せっかく遠浅のビーチなら、メインビーチで色鮮やかな熱帯魚を見たいものです。小さな子どもとも一緒に見れたら最高ですよね。しかし残念ながらメインビーチで熱帯魚やサンゴ礁は見つかりませんでした。
グリーン島には監視員のいないビーチもあり、浅橋付近ではウミガメがよく泳いでいるようです。実際に我が家も浅橋の上から泳いでいるウミガメを見ることができました。また浅橋あたりも遠浅で足がつく深さなので、泳いでいる観光客はたくさん。ただ監視員がいないため、現地スタッフからはおすすめされません。
どくとくの匂いがする
自然豊かなグリーン島にはたくさんの鳥や魚がいるせいか、到着して島内を散策すると独特な匂いがします。時間とともに気にならなくなりましたが、初めは子どもたちも「魚の匂いかな?」などと話をしていました。
グリーン島への行き方
ケアンズからフェリーで45分
グリーン島へはグレートアドベンチャーズズ社と、ビッグキャット・グリーンアイランド・リーフクルーズ社、2つのクルーズ会社が高速船を運行しています。
とくに運行会社にこだわりがなければ子連れファミリーにはグレートアドベンチャーズがおすすめ! グリーン島内に完備されたプールを無料で利用できるので、海とプールの両方を満喫できますよ。
ケアンズから高速船でたったの45分で到着する「グリーン島」は、ケアンズの人気No1観光スポット! グリーン島へは毎日2つのクルーズ会社が高速船を運行していて、どちらも往復のクルーズチケットや現地でのマリンアクティビティの[…]
リーフターミナル(フェリー乗り場)でチェックイン
グリーン島への高速船は、ケアンズ市内のマリーン・マリーナ(Marlin Marina)にあるリーフターミナル(Reef Terminal)より出航しています。
グレートアドベンチャーズ社のグリーン島行きは、8時半または10時半の2便。 出航時間の1時間ほど前には到着して、チェックインの手続きを完了しましょう。ターミナル内には案内の看板があるので、予約した会社のカウンターに行くとすぐに手続きをしてくれます。
ちなみに空席があれば当日このカウンターでチケットを購入することも可能です。ただ春休みはとても混雑していました。予定が決まっていれば事前にオンラインでチケットを購入することをおすすめします。
早めに到着して出航まで時間がある場合は、リーフターミナルに併設されたカフェで朝食を摂りながらのんびりと過ごすのもおすすめですよ。我が家の3兄弟はここでホットケーキとジュースをいただいたあと、船の揺れにそなえて酔い止めを内服しました。
グリーン島行きのフェリーに乗船
8時前になるとフェリー前に長い観光客の行列ができ、8時から乗船スタート!
座席はすべて自由席で、春休み中のこの日はほとんどの席が埋まるほどの人たち。とくに1階席とデッキは混雑しているので、座りたい場合は早めに乗船しましょう。
船内では数に限りがありますがコーヒーやスナックの無料サービスがあり、テーブル席も用意されています。コーヒーを飲みたい方は早めに取りに行くことをおすすめします。我が家が取りに行ったときはもう無料サービスは終わっていました。
また乗船すると日本人スタッフがグリーン島内の説明や注意事項、予約したアクティビティについての流れを伝えに席まで来てくれます。ここで新たなアクティビティ予約も可能。申し込みや同意書を記入したら、あとはグリーン島までの時間を満喫♪
グリーン島に到着
船の旅はあっという間。グリーン島に到着です!
グリーン島までのフェリーの予約方法や子連れにおすすめのアクティビティツアーは別記事でまとめましたので合わせてご覧ください。
グリーン島にある施設
グリーン島は東京ドーム2個分ほどの大きさで、歩いても15分〜20分のこじんまりとした島です。3人の子どもたちと利用した施設やおすすめのスポットをご紹介します。
グラスボート乗り場(桟橋)
グリーン島に発着するフェリーが停泊する桟橋の中間辺りには、グラス・ボトム・ボートの乗り場を備えています。グラス・ボトム・ボートを選んだ場合は、指定された時間にこちらへ集合しましょう。
この桟橋からはなんと高確率でウミガメに遭遇するようです。我が家がグリーン島に到着したときも、可愛らしいウミガメが海の中から顔をだしてくれましたよ。
ダイブショップ
スノーケリング3点セットやクラゲ予防スーツを借りるファミリーが、初めに向かうであろう場所がダイブショップです。ここではマリン用品の販売やスノーケル道具のレンタル、アクティビティ予約ができます。
グリーン島に到着してすぐに向かいましたが、すでに大行列。ただオープンすると比較的スムーズにすべてをレンタルできました。この日はショップ内に日本人スタッフもいました。
更衣室・ロッカー
水着やクラゲ予防スーツに着替えるための更衣室、アクティビティ中に荷物を預けるためのロッカーを完備しています。
更衣室は無料、ロッカーは大きさや時間によって2ドル〜8ドル程度で利用でき、クレジットカードで支払いOK。
メインビーチ
監視員が常駐しているメインビーチでは、パラソルやチェアー、タオルなどをレンタルできます。2024年時点ではパラソル1台+チェアー2台で46ドル。タオルは10ドルで1日レンタル可能です。
ここでもスノーケリングをしている人たちがいっぱい! 透き通るような綺麗な海なので、飽きずに泳いでいられます。ただビーチ付近は砂浜のためサンゴ礁や色鮮やかな熱帯魚を見ることはできませんでした。
屋外プール
グレートアドベンチャーズのフェリーを利用すると、なんとこちらのプールは追加料金なしで利用できます。ビーチも好きですが、やっぱりプールでも泳ぎたい我が家の3兄弟。ランチタイムを挟んでかなり長い時間をプールで過ごしていました。
プールサイドにはパラソルとチェアーが用意されているので、大人も子どもたちが泳ぐのをのんびりと見守れて快適。すぐ隣にはランチをテイクアウトできるお店もあるので、プールサイドでランチもおすすめですよ。
ボードウォーク
グリーン島は、青い海だけでなく熱帯雨林も有名なこじんまりとした島。道はしっかりと整備されているので、島内をぐるっとお散歩するのもおすすめです。
エメラルドレストラン
グリーン島の高級ホテル「グリーンアイランドリゾート」が運営するレストラン。ランチタイムは宿泊者以外も利用できるので、いっぱい泳いだあとにゆっくりとランチを摂りたいファミリー向けです。
フードメニューは、パスタやサラダ、グリルドチキン、春巻きなど前菜からメインまで豊富なメニューを取り揃えています。12歳以下であれば、キッズメニューがあるのも嬉しいポイント。
キャピノーグリル
プールのすぐ隣にある「キャピノーグリル」は、ハンバーガーやホットドックなどカジュアルなメニューが揃ったプールサイドバーです。エメラルドレストランは店内のみですが、こちらはテイクアウトOK。
19ドルでチーズバーガーやフィッシュ&チップなどのキッズメニューもオーダーでき、プールサイドで食べれるのが魅力です。ただ屋外で食べるとたくさんのお腹を減らした鳥がよってきます。料理を置いたままプールで遊びはじめてしまうと、あっという間に持ってかれてしまうので気をつけましょう。
ワニ園
ボードウォークを奥へ進んだ先にあるワニ園「マリンランドメラネシア」では、たくさんのワニやウミガメ、熱帯魚に出会えます。
ここでは、なんとオーストラリアで飼育されているワニの中で、一番大きなワニの餌付けショーを開催。我が家の次男は絶対にワニを見みたかったようで、午後1時半のショーに行く予定でした。しかし子連れでの予定は変わるものです。結局、ビーチとプールが楽しかったようでワニを見ることなく、グリーン島をあとにしました。
興味のある方はぜひ行ってみてくださいね。
マリンランドメラネシア
料金:大人28ドル
小人14ドル(5-14歳)
5歳未満無料
グリーン島で子連れにおすすめのアクティビティ
グラス・ボトム・ボート
まだ泳げない小さな子どもがいるファミリーにおすすめなのは、やっぱりグラス・ボトム・ボートです。せっかくグリーン島まで行くのであれば、ぜひ船の上から素敵なサンゴ礁や熱帯魚を見せてあげたいですよね。
グラス・ボトム・ボートが無料サービスの往復チケットを購入していれば、追加料金なしで乗ることができるのでぜひ参加してみてください。我が家は子どもたちが未就学児のころに、石垣島でグラス・ボトム・ボートに乗りましたが、海の底までとっても綺麗に見えて良い思い出になっています。
ビーチで海水浴
白い砂浜と青い海がとっても素敵なビーチ。遠浅で波が穏やかなので、のんびりと家族で海水浴するには最適な場所でしょう。砂浜はサラサラなので裸足で歩いても全然痛くなかったですよ。
また長時間ビーチで過ごすのであれば、思い切ってパラソルをかりて1日リラックスするのも素敵な時間になりそうですね。
ボートスノーケルツアー
「ボートスノーケルツアー」は、グリーン島のビーチから高速船に乗って5分ほどで到着する、特別保護されたフリンジングリーフと言うエリアでスノーケリングをするツアー。無料でレンタルできるライフジャケットをきて、ダイビングポイントに到着したらたくさんのサンゴ礁の上で泳げます。
船の上からはスタッフの方が常に監視してくれているので、安心して40分ほど自由に家族で泳ぐことができますよ。
こんなにすごい量のサンゴ礁や色鮮やかな熱帯魚を見たのは、人生ではじめて! ビーチより2Kmほど沖のダイビングポイントですが、サンゴ礁がいっぱいで浅いエリアもたくさんあります。
全員ライフジャケットを着用しているので水面を泳ぐイメージですが、浅いエリアではすぐ目の前でサンゴ礁や熱帯魚を眺めることができます。これは子どもだけでなく、大人も興奮。
他にも「グレートバリアリーフスノーケリング」ツアーがありますが、こちらはグリーン島からさらに高速船で1時間ほどの2階建の海上デッキ(ポンツーン)まで移動してからスノーケリングをするツアー。家族連れにも人気のツアーのようですが、往復で2時間以上かかってしまうため今回は「グリーン島エコアドベンチャー」のシンプルなチケットにオプションで「ボートスノーケル」を追加しました。結果、午前中にはシュノーケルツアーが終了し、その後はグリーン島を散策したり、ビーチやプールで泳げたので大満足な1日になりました。
さいごに
とても充実した時間を過ごせたグリーン島。
青い空と海、美しいサンゴ礁と熱帯魚、そして青々と生い茂る熱帯雨林は、ぜひ子どもたちに見せてあげたい景色です。
小さな子どもから大人まで快適に過ごせるよう島内は整備され、楽しいアクティビティも豊富なので、子連れで離島へ行ってみたいファミリーにはおすすめの観光スポットです。せっかくケアンズまで旅行に行くのであれば、ぜひグリーン島まで足をのばしてみてくださいね。