世界遺産に登録されている熱帯雨林に位置する「キュランダ村」は、のんびりとした雰囲気が魅力で一周15分ほどの小さな村。 その「キュランダ村」への交通手段であるキュランダ鉄道とロープウェイは、ぜひ子どもと楽しみたいケアンズ観光のひとつ! 昔ながらの趣を残した車内から雄大な滝を眺めたり、地上545mから望む熱帯雨林の大自然など、日本ではできない経験を子どもたちにプレゼントできます。
こじんまりとした「キュランダ村」には、公園やミニ動物園、バードワールドなど子どもが楽しめるスポットを備えてるのでお散歩がてらのんびりと散策すれば素敵な家族時間になるでしょう。
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「キュランダ村」ってどんなところ?
ケアンズから日帰りトリップで人気の「キュランダ村」は、熱帯雨林の中にあるアーティスティックな雰囲気の小さな村。19世紀に鉱山の村として栄え、1960年代に自由をもとめるヒッピーが移り住み現在の雰囲気になったそう。街中にはアボリジニの工芸品やアクセサリーなどのショップやレストランが立ち並びます。また、緑豊かな公園やミニ動物園、バードワールドなど子どもたちが楽しめる観光スポットがあるのが魅力です。
ケアンズから「キュランダ」への行き方は?
乗り物好きでなくともぜひ乗ってほしい「キュランダ鉄道」と「スカイレール」は、ケアンズとキュランダを繋ぐ交通手段です。我が家はケアンズ近郊からスカイレールでキュランダへ向かい、帰りはキュランダ鉄道でケアンズ駅まで戻ってきました。スカイレールは途中2回乗り換えがあるため、小さな子連れファミリーは、帰りをキュランダ鉄道にするとお昼寝タイムに子どもたちを起こすことなく、ケアンズまで辿り着けるでしょう。
スカイレールの乗り方や、チケットなどの記事で詳しく説明していますので合わせてご覧ください。
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スカイレールの旅
ケアンズ郊外に位置する「スミスフィールド」駅からスカイレールに乗って「キュランダ村」まで全長7.5km、約90分ほどの旅が始まります。
あっと言う間に見渡すかぎり、熱帯雨林。
途中バロン滝駅とレッド・ピーク駅で途中下車して、ロープウェイを乗り換えるまえに熱帯雨林を散策できます。バロン滝駅で見ることのできるバロン滝は、子どもだけでなく大人も息を呑むほどの迫力。このあとも上空から雄大なバロン川を満喫しているとあっと言うまに「キュランダ村」へと到着!
キュランダ鉄道の旅
キュランダ村を満喫したあとは、今回一番楽しみにしていたキュランダ鉄道に乗車してケアンズ市内へと戻ります。100年の歴史をもつクラシックな車両が印象的なキュランダ鉄道は、キュランダ駅とケアンズセントラル駅間の約33kmを1時間45分かけて移動します。
1909年〜1913年に作られた車両は、レトロな雰囲気がステキ。座席は全席指定となっています。
熱帯雨林と鉄橋、そして滝など絵になる雄大な風景をのんびりと眺めながら旅を楽しめるのが魅力です。
スカイレールとキュランダ鉄道のチケットはスカイレール公式HPより日本語にて確認できます。ただしチケット購入時は、英語表記のみとなっています(2024年時点) 英語に不安がある場合は、日本の旅行代理店にてチケットを購入しておくと安心ですね。
キュランダ鉄道の乗り方や、チケットなどの記事で詳しく説明していますので合わせてご覧ください。
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キュランダ村でランチを食べよう
朝の8時半にホテルを出発して、10時ころのスカイレールに乗車しても「キュランダ村」に到着するのはランチタイム。子どもたちはすでにお腹が減ってお昼を食べたいようなので、駅から1番初めに見えた「キュランダホテル」のレストランへ向かいました。
熱帯雨林に囲まれた雰囲気の良いテラス席に着席。まだ11時半ですが、すでにたくさんの観光客で賑わっています。
レストラン入り口には日本語メニューを完備! キッズメニューもありましたよ。また数人の日本人が働いているので、日本語で質問できるのも安心できますね。
こちらがキッズ用のハンバーガーセット。大人の半分ほどの大きさで6歳の三男がペロリと食べていました。他にも子ども用はフィッシュ&チップスやナゲットのセットがあります。
大人用のカツカレー。お腹いっぱいになったので動物園に向かいましょう。
キュランダ・ホテル・レストラン
住所:16Arara St.
TEL:07-4096-7206
時間:10時30分〜16時
定休日:なし
キュランダ・コアラ・ガーデンズに行こう
「キュランダ・コアラ・ガーデン」はキュランダ中心地に位置し、こじんまりとしているものの開放的な雰囲気の動物園で、コアラ抱っこやカンガルーに餌やりができます。ケアンズ郊外最大の動物園「ハートリース・クロコダイル・アドベンチャーズ」とどちらに行こうか迷いましたが、ハートリースはキュランダ駅からバスでの移動を要する動物園。スケジュールがタイトになること、クロコダイルの餌付けショーはグリーン島でも見れるため、今回は近場の「キュランダ・コアラ・ガーデン」でのんびりすることに決めました。
コアラ
入場すると早速、コアラを発見!「コアラ・ガーデン」という名前だけあって、コアラがいっぱいいます。ここではコアラと抱っこをして写真撮影ができるので、家族旅行の記念に撮っておくと素敵な思い出として残りそうですね。我が家はすでにポートダグラスでコアラと写真は撮っているので、カンガルーの餌やりに向かいます。
カンガルー
いたいた、カンガルー! 餌をもらいに人間のすぐ近くまで寄ってきます。
カンガルーの餌は、小さめの一掴みが無料になっています。ポートダグラスの動物園では、餌やりは2ドルだったので無料は嬉しいですね。
さっそく餌をあげましょう。子どもたちは嬉しそうにカンガルーを撫でたり、餌をあげたりしていました。
クウォッカ
日本の動物園では、あまり見ることができないクウォッカを発見! 世界一幸福な動物と言われる「クウォッカ」は笑っているような口元が特徴的らしいです。ただお昼寝中でお顔を見せてくれませんでした。クウォッカをとっても楽しみにしていた3男、残念。
ワニ
ワニもすぐそばにいっぱい。
全部回っても40〜45分ほどで回れるこじんまりとした動物園ですが、動物との距離が近く小さな子どもが十分に楽しめる施設です。それほど混雑していないので、コアラの抱っこもスムーズにできそうですね。
キュランダ・コアラ・ガーデンズ
住所:ヘリテージマーケット内
TEL:07-4093-9953
時間:9時半〜16時
定休日:なし
料金:大人 A$21ドル(4-15歳はA$10.50)
セントラルパークでリフレッシュしよう
「キュランダ・コアラ・ガーデン」のすぐそばに位置する「セントラルパーク」は、緑豊かでキレイな遊具を備えた公園です。我が家の3兄弟は、ランチのあとに公園でひと遊び。90分間スカイレールの中で座っていたので、遊具で遊んだり、走り回って身体を動かしてリフレッシュした様子でした。
子連れで「キュランダ」観光の注意点
子連れファミリーにとても魅力的な観光地「キュランダ」ですが、移動時間が長く、天候が変わりやすいエリアなので、持ち物やスケジュールなどを気をつけるとより楽しい旅になるでしょう。
① 事前にスカイレール&キュランダ鉄道のチケットを購入しておく
② キュランダ村での予定を詰め込みすぎない
③ 折りたたみ傘を持っていく
④ 行きがスカイレール、帰りをキュランダ鉄道にするとお昼寝もしやすい
我が家が観光に行ったのは平日でしたが、キュランダ鉄道・スカイレールともにたくさんの観光客でいっぱいでした。どちらも事前にチケットを予約しておくことをおすすめします。
往復の移動時間が長く、電車の出発時刻は決まっているため、キュランダでスケジュールを詰め込んでしまうとバタバタすることが予想されます。我が家のキュランダ滞在時間は、11時半〜14時半の約3時間ほどでした。ランチタイムを考えるとのんびり過ごす時間は少ないため、滞在時間に合わせてスケジュールを調整しておくとより楽しい日帰りトリップになりそうですね。
また熱帯雨林のエリアなので天気がとっても不安定。晴れていたと思うと、急に豪雨になることがあるので、念の為折り畳み傘は持参した方が安心です。
さいごに
動物と触れ合えるテーマパークが充実した、のんびりとした雰囲気が魅力的な「キュランダ村」
往復の交通機関である「スカイレール」と「キュランダ鉄道」は、乗り物好きでなくともワクワク楽しい気分にさせてくれます。世界遺産に登録された雄大な景色と、可愛らしい動物たちとの触れ合い、レトロな鉄道など子連れファミリーが楽しめるポイントがいっぱいの観光スポットですよ。